大分県の別府市に降り立つと、まず驚くのは街中から立ち上る湯気の量です。いたるところから蒸気が噴き出し、硫黄の匂いが漂い、地面が温かい。ここでは地球が「生きている」ことを、五感のすべてで実感できます。
別府の「地獄」が教えてくれること
別府には「地獄めぐり」と呼ばれる7つの源泉群があります。血の池地獄の赤、海地獄のコバルトブルー、坊主地獄のボコボコと沸く灰色の泥。これらは観光スポットである以上に、地球の内側で起きている営みの「窓」です。
普段の生活では、大地は「動かないもの」「安定したもの」として意識の外にあります。しかし別府に来ると、足の下には膨大なエネルギーが渦巻いていることを否応なく思い知らされます。この感覚は、行き詰まった思考を一気にリセットしてくれることがあります。
温泉以外の大分の魅力
大分の魅力は温泉だけではありません。国東半島には、磨崖仏(岩壁に彫られた仏像)が点在する神秘的な風景が広がっています。臼杵の石仏群は国宝に指定されており、平安時代から風雨に耐えてきたその表情は、見る人に深い感慨を与えます。
- 由布院——別府とは対照的に、のどかな田園風景の中に温泉が点在する静かな温泉地。アートギャラリーやおしゃれなカフェも多く、女性の一人旅に特に人気
- くじゅう連山——九州の屋根と呼ばれる山群。秋のススキ原と紅葉は壮大なスケール。タデ原湿原のトレッキングコースは初心者にもおすすめ
- 杵築城下町——日本唯一の「サンドイッチ型城下町」。南北の高台に武家屋敷、その間の谷に商人の町が挟まれた独特の地形は、歩くだけで歴史を体感できる
地球が呼吸していることを忘れた人は、別府の湯気を見て思い出す。自分も地球の一部であることを。
大分と相性の良い旅タイプ
イキタイの旅タイプでいえば、「凪の湖畔」タイプは由布院の静かな温泉で回復し、「囲炉裏の旅人」タイプは別府の共同浴場で地元の人との交流を楽しみます。大分は温泉のバリエーションが豊富なため、どのタイプにも合う温泉が見つかるのが強みです。
ただし、大分に限らず、あなたに最適な旅先は今の心の状態によって変わります。温泉が必要なのか、山が必要なのか、街が必要なのか。
イキタイの旅診断で、今のあなたに最適な場所を見つけてみませんか。無料で診断する。